Pappa al pomodoro

* Recipe No.516 *

Pappa al pomodoro
(00' 1.12)

【Pappa】とは、離乳食、という意味。トスカーナに古くからあるトマト味のパンがゆです。


*人分*

玉ねぎ 1/2個
セロリの茎 1本分
にんじん 1本
にんにく 1かけ
オリーブオイル 大さじ2
トマト缶 2缶
塩、こしょう 適宜
*日の経ったパン(バゲット) 15センチくらい
バジル 2枝
セージの葉 5枚
ドライトマト 2枚
砂糖 小さじ1
たまねぎ、セロリ、にんじん、にんにくはみじん切りにして、オリーブオイルをひいたキャセロールできつね色になるまで炒める。
トマトをつぶしながら加え、塩、こしょうを加えて20分、ゆっくりと火にかけて煮る。ドライトマトはぬるま湯でもどし、みじん切りにしてから加える。
スライスし、軽くトーストして小さく切ったパンをトマトの鍋に混ぜる。続いて約3/4リットルの水を注ぎ、バジルとセージの葉をみじん切りにしたものを散らす。5分間よくかき混ぜる。
パッパは、水っぽくても濃厚すぎてもダメ。濃すぎる場合は、度を超さない程度に水をプラスする。
盛りつけてから、お好みでオリーブオイルを上からかける。この料理は、熱くても冷たくても食べられます。
*パンはできるだけ古くなったパンを。。できればコシの強い田舎パン(パン・ド・カンパーニュ)がお勧めです。トスカーナで食べられているパンは、ライ麦パンのように少し酸味があり、お世辞にもおいしいとは思えませんでした。(*^-^*)でもあのコシの強さのよさで、日本のパンでは出せないPappaを作り出していました。
*この熱いスープは、古い起源があり、今日までトスカーナ料理の主役のひとつになっています。フィレンチェから1時間ほどのところにあるシエナに古くからあるレシピ。ミニトマトの味を強く強化させたもので、秋や冬には、そのすばらしく赤いトマトをキッチンの天井、または暖炉の上からぶどうの房のようにつり下げます。この一皿の味付けはとても優しい味で、赤ちゃんのための離乳食としてもとてもよく用いられます。

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