No.1515

ニシンと小いものめおと炊き

えびいもや里芋を棒だらと一緒に炊いた「いもぼう」は、毎月15日に食べるおばんざい。手に入りにくい棒だらの代わりに、身欠きニシンを使いました。

京都には、何の日には何を食べる、という決まりがたくさんあって、例えばきわの日(月末)のおから、一日のにしんこぶなど。この「いもぼう」、お正月料理になると、少し値の張るえびいもを使って作ります。

serves 4
  • 身欠きニシン(ソフトタイプ) 1パック
  • さといも 8個
  • ウーロン茶、またはほうじ茶 1リットル
  • かつおぶし ひとつかみ
  • 砂糖 大さじ2
  • 酒 大さじ3
  • 薄口しょうゆ、しょうゆ 各大さじ1/2
  • みりん 大さじ1
  1. 厚手のホーロー鍋にウーロン茶、またはほうじ茶を入れ大きめにカットした身欠きニシンを入れて火にかける。沸騰したら、アクを取りながら半量ほどになるように煮汁を捨て、皮をむいてキレイにあらった里芋を入れる。
  2. 砂糖、酒を入れ、薄口しょうゆ、醤油を各小さじ1ほど入れてかつおぶしひとつかみを加え、中火でふたをあけたままゆっくりと炊く。途中、浮いてきたアクと脂を丁寧に取り除く。
  3. しょうゆを少しずつ加えながら芋の頭が出るほど煮汁が減ったらふたをし、1〜2時間ほどじっくりと炊く。ニシンがほろりと崩れるようになるまで。火は弱火で。