No.1716

バナナのカスタードタルト

タルトといえば、フルーツたっぷりの豪華のタルトや、いちごのタルトを思い浮かべますが、今回は、もっと身近で手軽なバナナを使ってタルトを作りました。オーブンで焼いていると、部屋の中がふんわりとバナナの香りに包まれ、早く食べて!、と言っているようです。タルトの台から作り始めるので、ちょっと面倒に見えますが、そこさえクリアできればアーモンドプードルやバターが焼けるいい香りと、バナナの焼ける甘い香りが、お部屋一杯にひろがります。また、1日冷蔵庫でねかせると、しっとりとした仕上がりになります。

※写真付きレシピはコチラ

serves 20〜23センチの丸焼きまたはタルト用角型(底抜けタイプ)1台分

<タルト生地>

  • 無塩バター 110グラム
  • 薄力粉 150グラム
  • アーモンドプードル 30グラム
  • 塩 ひとつまみ
  • きび砂糖  30グラム
  • 溶き卵1/2
  • メイプルシロップ 大さじ3

<フィリング>

  • アーモンドパウダー 25グラム
  • 無塩バター 25グラム
  • グラニュー糖 15グラム
  • バ二ラオイル 少々
  • 生クリーム 70cc
  • 上新粉(またはコーンスターチ) 大さじ1
  • 溶き卵1/2
  • バナナ 3本
  1. タルト生地を作る。柔らかくもどしたバターを泡立て器で白っぽくなるまでよくかき混ぜる。アーモンドプードル、塩、きび砂糖、溶き卵の順で入れてよく混ぜる。ラップで包んでひとかたまりにしておく。冷蔵庫で1時間ねかせる。
  2. フィリング(カスタードクリーム)を作る。室温に戻したバターをボウルに入れてクリーム状にし、グラニュー糖を加える。よくすり混ぜてから室温にした溶き卵を少しずつ加え、分離させないように注意しながらよく混ぜる。生クリームとバニラオイルを入れる。アーモンドパウダー、上新粉を加えて混ぜたら生クリームを少しずつ加えながら泡立て器でなめらかにする。
  3. タルト型に薄くバター(材料外)を塗り、型よりも少し大きめに伸ばした生地をめん棒に巻き付け、型にかぶせるようにピッタリと敷き、はみ出した生地は切り落とす。焼くと少し縮むので、縁をやや型から出るくらい盛り上げておく。フォークの背で全体を平らにしながら、底面に点々と穴をあけ、冷凍庫に20分入れてねかせる。220度のオーブンに余熱したオーブンで5分焼く。一度取り出して、ふくらんでいるところを破らないように注意しながらスプーンの背を使ってそっとおさえるようにつぶす。さらに170度で15分焼く。
  4. タルト生地の上に、メイプルシロップをかけてしみこませ、斜め薄切りにしたバナナを帯状に並べる。2で作ったフィリングを流し入れる。グラニュー糖を適宜(材料外)をふりかけ、170℃に予熱したオーブンで35〜40分焼き上げる。しっかり冷まして型から取り出し、あら熱がとれてから型からはずし、お好みの大きさにカットする。